先日掃除をしていたら、過去の手帳から手紙が出てきた。昨年別れた人からのものだった。当時の私は大切にその手紙を手帳にはさんで取っておいたのでしょう。読んでびっくり。結構いい奴だった。
手紙の内容は「色々と迷惑かけてるけど、これからは守っていきたいし、結婚してほしいと思ってる」というもの。この手紙を発見するまで、そんなことは当然忘れていたし、別れた人のことを偲ぶこともないので、別れた人という結果だけ記憶してた。
まぁ別れた理由は色々とあったけど、基本優しいいい奴だったなと思い直した。思い直したし、色々良い記憶も思い出したし、良い意味で前向きな気持ちになった。だいたい別れるって言ったら良いことなんて削除して前進することになる。なんならとことん否定して、忘れようとするし、記憶からできるだけ消し去る。
成長がないけどそういうことを繰り返してきたわけだけど、ここにきて、過去を前向きに捉え直すみたいな感じになった。引きずってるとか、後悔しているとかはなく、その当時のことを肯定できる感覚になった。
相手を否定するとき、同時に自分も否定していたのかもしれないなと思ったりした。過去を否定するとき、同時に現在も否定しているのかもしれないと思った。すごく不思議な気持ちになった。口に出したら安っぽすぎるけど、一時期一緒に過ごしたことはまぁありがたいことだなと。
そういうふうに考えたら、だいたいの過去の恋愛を否定しなくていいような気持ちにもなった。一部モラハラ男とかは除外だけど。普通に恋愛して、なんか理由があって別れて、それもOKかとなった。なんであんなに忘れようとしてたのか、記憶から抹殺しようとしてたのか逆におもろい。
こういうことは恋愛以外でもある。自分が忘れていたことを思い出したり、人と話してて、そんなことあったかとなったり。自分が見ている世界って本当に不思議なもんだ。客観性はない。全て動画に記録してたら、見返すこともできるけど。
そういえば、最近大変ハマってるNetflixのBlack Mirrorというドラマがあって。そのSeason1 Episode3にそういうドラマがあったわ。「人生の軌跡のすべて」ていうタイトルで、自分が見たもの全てが脳に埋め込まれた記憶媒体に残るっていう世界。仕事の面接でも、自身のクリーンさを証明するためにその記憶媒体を過去一定期間開示することが求められるという世界観。めっちゃおもろかった。結末はえげつなかったけど。記憶を完璧に保存しても、別にいいことないっていう話ではあった。
そういうわけで、忘れてたことを思い出したら予想外に肯定感が出てきて、過去も現在も見え方を変えてきたっていう話でした。
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